私どもが製造する青汁は、全て国内契約農家で栽培され、日光をたっぷり浴び最高の栄養が含まれた安心・安全なケールを原料としています。
栄養価を損なわないよう、一枚一枚丁寧に手摘みされすばやく工場へ出荷されています。
健やかなケールを栽培するため、契約農家での栽培には中嶋農法を採用しています。
栽培する全ての畑の土壌を分析し、ケールの生育に最も適した土づくりを畑一つ一つで行っています。
精密な土壌分析の結果を基に、成分調整をすることで、一般の畑で不足しがちなカルシウム・亜鉛などのミネラルを補いつつ、過剰な窒素を適切に管理し、肥料の減量が可能になりました。
中嶋農法は創始者の中嶋常允氏が長年の研究によりたどりついた2つの基本技術で成り立っています。
1つ目は土壌診断に基づく健全な土づくりの技術。
2つ目は作物の健全な生育を維持する為の生育コントロール技術であります。
(1) まず精密な土壌分析を行い、土の健康診断を行います。
(2) これにより作物に必要な多量要素から微量要素までの土壌養分を把握し、バランスをとります。
(3) この処方箋による施肥を行う事によって作物は理想的な栄養吸収を行い健全に育ちます。
(1) 植え付け後、作物は生育する環境の影響を受け続けます。
正常な生育をすれば問題ありませんが、気象条件や栄養条件によって、体内の栄養バランスが崩れ、徒長や花芽分化の遅れ、品質の低下等が発生します。
(2) 常に生育状況を観察し、適切な生育コントロールをする事が重要です。
この場合具体的には葉面散布剤(メリット)等を用いて、栄養バランスを調整し、正常な生育状態に戻し品質と収量の向上を図ります。
理学博士
農業科学研究所所長
エーザイ生科研株式会社名誉会長
食品流通局「食と農の応援団」委員
厚生労働省「食品の微量元素の安全性に関する研究委員会」会員歴任
農産園芸局長の主催する「土づくり委員会」委託委員歴任
中嶋常允氏は昭和30年代に農薬や化学肥料を使っても、病気が治らず、収量も上がらないといった相談を農家より受け、本格的に農業の研究を始めました。
研究を重ねるうちに土が劣化しているから美味しい作物が取れない事に気付き、特に多量要素の過剰と微量要素の欠乏が作物を不健康にしている事に着目しました。
そして土を分析し、栄養バランスを整える手法を開発、各地に説いていきました。
今では、この中嶋農法で栽培された健全でおいしい農作物は市場や大手スーパー等で販売されており、好評を博しています。
1943年 明治大學商科卒
1952年 葉緑素と血色素の構造及び核の類似を発見、苦土肥料開発
1955年 英国ローザムステッド刊「植物微量要素欠乏診断」の写真に興味を覚え「土壌科学研究所」を設立、土壌分析を開始
1956年 総合微量要素の葉面散布剤開発
1959年 「農業科学研究所」と改称し、植物栄養としてのミネラルの研究を開始、農家の土壌分析診断処方(施肥設計)を始める。
1987年 NPO法人日本綜合医学会副会長就任
1991年 科学技術庁長官賞受賞
1998年 NPO法人日本綜合医学会理事長就任
2000年 食品産業功労賞受賞
2006年 社団法人 農林水産技術情報協会理事長賞受賞
2007年 NPO法人日本綜合医学会最高顧問就任
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